秘密は必ず破られる




 久しぶりに会ったあいつは、二年半という月日が嘘のように変わっていなかった。
 けれど、そばに寄ってその体躯やチャクラの流れを見るにあたり、ああ、昔とは確かに変わってしまったのだと感じとることもできた。
 すべて俺が引き起こしたこと。なのにこいつは相変わらず、俺を仲間だと言って聞かない。
 そう、仲間――俺は昔からその言葉が嫌いで、そして好きで、やはり嫌いだった。
 お前と俺はそういう関係じゃないんだと、何度言ったってお前に伝わるはずもなく。
 …いや、言わずに背を向けた俺も悪いのかもな。(思わず苦笑していた。何年ぶりだ?)
 俺は兄貴を殺す。すべての元凶であるあの人を。
 そして九尾を押さえつける力を俺は手に入れる。
 ただただ復讐しか考えてこなかった俺に次の目標が生まれた。それは、復讐の向こう側に置くことで俺に無駄死にをさせない抑止という意味もあった。
 九尾に関することを知るには、大蛇丸のところはいい隠れ蓑だった。


 あの日。すべてを失ったあの日から。
 俺は木ノ葉を敵に回していたのかもしれない。


 ……なあ、ナルト。
 俺がお前の秘密をすべて葬る未来。
 そのときお前は――
 まだ俺を、仲間だって言うのか?







08/03/07