予兆
「予兆はあったのさ。面白いことが起こる予兆が」
君はどう?何かあった?
尋ねると、家光は少し考えてから、首を振った。
縦、に。
恭祐は不敵な笑みを深くすると、ソファに座って一生懸命に紅茶を飲んでいる家光の目の前に立った。
「ふーん。どんな?」
「どんな?えーと…」
紅茶の液面から目を恭祐に向けて、家光はしばし逡巡し。
「面白い風紀委員長に会えた!」
胸を張った。
08/08/14