計算高さは山より高く




「何やってんだ、オマエ…」
「いや別に。お前は勝手に練習してろ、孝紀」
「いやいやいやいやそれはないだろていうかリングの上を何装飾してるんだ青道」
「いや、だから、結婚式場?」
「えええーっ!?おま、それはいくらあのアホでも引くんじゃ…!?」
「ふっ…それはないな。僕の計算によるとあのバカはキックボクシングしか見えていない。ということは、ここで告白すれば上手くいく。よし!」
「何がよし!だ!?冷静になれよ青道、だいいちあんなじゃじゃ馬お前には無理だって!」
「…さっきから聞いてれば孝紀、僕の邪魔になるような発言ばかりだな。もしかして、お前もあいつに気があるんじゃないのか…?」
「な…っ、ば、馬鹿言う、なよっ!?」
「まあいいさ。どうせお前はここでも俺に負ける運命だからな!」
「…てめぇ、俺の方が年上だって忘れたのか、コラ…」
「ここは実力が物を言うんだ。関係ないな、そんなの」
「青道、てめえ…!」
「やるのか?孝紀…!」


「そんな感じで火花が散って、みにくい戦いが繰り広げられている間に、俺が閃とケッコンするんだ!どう、久恵姉!」
「久太…あー…いい考えだと思うよ?うん…」


 一番の危険牌はこのガキか…と久恵は閃の身が多少心配になったのでありました。







08/03/21