観覧車が昇って下りるまでに、何回できるかな?





(外の景色を純粋に楽しもうとした矢先だった)
(え、なに、ちょ、ま――)





「ふっ…ぁ、」
「ん…気持ち、いい…?」
「ちがっ…!そんなんじゃないっ…」
「…ソレ、可愛いだけ」
「ひゃあっ!?」
「可愛いよ、沢村」
「いっ…うな…ばかぁ…あんっ!や、あっ」
「う、ん…あいし、てる…っ」
「あ――ああああぁんっ――!?」





 窓の外、ゆっくり回る観覧車は、昼間の情事をすっかり無視して、目印の赤の籠を一周させた。





「沢村が強情だから一回しかできなか」
「死ね!」





観覧車
 降沢(※エロ注意)




08,07,05