御幸先輩の恋愛相談室v 〜2〜
前回は天然怪物君のおかげでさっぱり相談が成り立たなかったような気がするけども、それはともかく。
今日は誰が来るのかね?誰も来ないなら俺帰るぞ。
あーあ、沢村が来ればいいのに…。なんのための密室だここは!
こんこん。
「お…へーいどうぞ〜」
「あ、お邪魔しまーす…」
ガチャリ
「あれ、小湊?」
「こんにちは、御幸先輩」
「何しに来たんだ…?ここにはツッコミする相手はいないぞ?沢村も残念ながら来てないし…」
「御幸先輩の中で俺はそういうポジションなんですか!?」
「うん、まあ…あと毒舌とか」
「……」
「それで?何の用だー?」
「え、ここって御幸先輩が恋愛相談にのってくれる場所なんじゃないんですか?」
「まあそうだけど…って、へー…」
「?」
「ふーん、人畜無害を装ってる顔してなかなか隅に置けないなー小湊くん!」
「えええ!?…っていうかそれだと装ってるってことですよね俺!?」
「あー細かいことは気にするな。それでそれで?(ようやく相談室らしくなってきたぜ…)」
「なんだか色々ツッコミどころがある気がするんですが…まあいいか。ええと、御幸先輩に折り入って相談したいことが…」
「ほうほう♪」
「栄純くんのことで」
「え゛」
「どうかしました?」
「や…いいぞ、続けてくれ」
「はあ…。栄純くんに、最近いろんな人がアプローチをかけていてですね」
「ああ」
「それ自体は別に自然って言うか今更って感じなんですけど。御幸先輩もその一人ですもんね」
「ぐっ…サラリと言ってくれたな小湊…」
「事実ですし。それはともかく、そのアプローチが最近酷い気がして」
「そうか?」
「人目を気にせず抱きつく。公共の場で愛を叫ぶ。お風呂に一緒に入るために半ば強引に取引する」
「……」
「キスを要求する。五号室に侵入する。ベッドに忍び込む。ああとそれから…」
「……」
「ボールを受けてやるから今度の休み付き合ってくれ、とか?」
「!小湊、おま…」
「先輩、恋愛は個々の自由だと思いますけど、そろそろ自重してくださいね」
「…すみません」
てゆーか!それお前全部見てたわけ!?
それはそれで何と言うか…
「どうかしましたか?」
「いや、別に?」
「もしあんまりひどいと」
「…ひどいと?」
「もう二度と、栄純くんに近寄れなくなるかもしれませんよ」
怖っ!?何、お前いつから亮介さんを踏襲するようになったの!?そこはプレースタイルだけにしとけよ!
「じゃあ失礼しました」
「…おー」
「あ、それから」
「ん?」
「次来るときは、忠告じゃなくて報告に来ますね」
「…え?」
「(にっこり)俺と栄純くんがうまくいきました、って!」
……。
もう、閉めていいかなこの相談室…。
おわる。
やっぱりくだらない…。
黒っぽい春っちも好きです。
そしてごめんね先輩。まだ続く☆
08,4,23
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