〈自覚がないね〉 獄寺くんってさ。 はい。 自覚がないよねー。 …はい? 自分がすっごくモテてるの、わかってる? え…あ、あんな奴らしつこいだけですよ!別に俺は… あれ、なんだ。モテてるのはわかってるんだ。 いや…その。 だってさ。そんなにかっこいいのに俺についてまわってばっかだから。自覚ない んだと思ってた。 …… そっかそっか。そりゃそうだよねー。 …十代目。 なに? …いえ。何でもないです。 (――自覚、ないですね。) (俺たち。) 終わり 獄ツナはほのぼのが可愛いと思うのです。